M1の鈴木です。
10/20~10/24の期間に、2024 IEEE ENERGY CONVERSION CONGRESS & EXPO (ECCE) がアメリカのアリゾナ州フェニックスにて開催されました。ECCEは毎年アメリカで開催され、電力変換技術に関する最先端の研究成果が議論される国際会議です。今年は筑波大学パワーエレクトロニクス研究室から筆者と研究員の黄成、萬年先生が参加し、現地で口頭発表を行いました。

本学会では、再生可能エネルギー、産業向け電力変換システム、エネルギー貯蔵技術など、多岐にわたるテーマで約550件の口頭発表と600件以上のポスター発表が行われました。加えて、企業や大学が出展する技術展示会「Expo Hall」では、新技術や製品の紹介が行われ、世界中の研究者やエンジニアが活発に意見を交わしていました。また、ランチやディナーの交流イベントでは、さまざまな国や分野の参加者と直接話す機会に恵まれました。

今回が初めての国際学会での発表となりましたが、先生方をはじめ、多くの方々のサポートを得て十分な準備を行ったおかげで、自信を持って本番に臨むことができました。発表後の質疑応答では、パワエレ分野で活躍されている研究者の方々からフィードバックをいただき、今後の研究に活かせる貴重な知見を得ることができました。

学会後には観光地として名高いセドナも訪れました。セドナは、赤い岩山に囲まれた神秘的な景観で知られ、訪れた場所の中でも特に「エアポートメサ」からの眺めが印象的でした。学会の緊張感から解放され、リフレッシュする良い時間となりました。

今回のECCE参加を通じて、自身の研究に対する理解が深まっただけでなく、国際的な視野を広げることができました。このような貴重な機会を与えてくださった指導教員の磯部先生、萬年先生、そしてサポートしてくださった研究室の皆様に心より感謝いたします。



筆者:鈴木 陽太