第6回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクールの参加報告をします。

本サマースクールは筑波大学や産総研を始めとする研究拠点であるTIAによって毎年開催されます。対象者はパワーエレクトロニクス関連の学生を中心としており、パワエレの若手人材の育成を目標としてデバイスからシステムまで幅広い分野における著名な方々の講義を産総研で受講することができます。

第6回目となった今回は約100名の学生及び約30名の社会人が参加者として集いました。本研究室からは髙橋、豊田、石川(M1)、後藤(M2)の4名が参加しました。

4日間のサマースクールの中で3日にわたって講義を受講しましたが、皆自分自身の専攻分野に囚われずに少しでも知見を広めようと熱心に受講している姿が印象的でした。

私個人としては幅広い分野の講義を受講することで、パワエレの世界に対する見通しがより効くようになったと感じており、非常に有意義な講義を受講できた事に喜びを感じております。

また、その一方で元々自分自身が持ち合わせている知識量が予想以上に多いことに気が付きました。このことから、大学院の講義や研究室における指導・教育など、今現在自分が置かれている環境が非常に恵まれていることを再確認することが出来ました。

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講義室の様子

講義以外の内容としては初日にポスター発表による研究紹介がありました。説明する相手の方々の専攻分野や知識量に合わせたわかりやすい紹介をすることは予想以上に難しく、精進する必要性を強く感じました。また、予想しなかった着眼点からの質問が飛んでくることもあり、自分自身の研究に対する新たな視点を得ることができました。

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ポスター発表の様子

また、3日目を除く初日と2日目の講義終了後は交流会がありました。パワエレに関連する幅広い分野の方々と意見交流を行ったり、親睦を深めあうことができました。

一方で当研究室のインフォーマルな活動として、サマースクール前夜に山口大学と大阪府立大学高専の方々を対象とした研究室公開及び交流会を行いました。研究に対して真面目で聡明な方々ばかりで、私たちとしても非常に良い刺激となりました。参加していただいた山口大学及び大阪府立大学高専の皆さま、ありがとうございました。

最終日である4日目は鉄道総研の見学に行きました。最先端のパワエレを使用し研究が進んでいる電車に実際に乗せて頂き、私達の研究の、社会におけるアプリケーションを間近で見ることができ非常に実りのある時間となりました。

最後に、当サマースクールの開催を行ってくれたTIAの皆さま、貴重なご講演をして頂いた講演者の皆さま、交流して頂いた学生や社会人の皆さまに感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。

著者:髙橋(M1)、後藤(M2)