先日博多で行われました、第78回秋季応用物理学会に参加しました。
期間は9月5 (火)~8(金)でしたが、プログラムの関係と月曜日に関連組織である先進パワー半導体分科会が催されましたため、筆者は月曜日から木曜日まで博多で過ごしました。今回の発表者は私(M2唐本)と張旭芳(D3)の2名でした。
先進パワー半導体分科会ではSiC半導体並びにその応用先である回路について、著名な方々から発表がなされ、また、活発な議論が行われました。私は質疑応答時のマイク係であったため会場内の方の顔をよく見ることができたのですが、(一方的に)見知った顔が多いという感想を抱きました。パワエレ研に配属されてから2年半経ち、様々な公演や学会に参加したことで特にSiCに関連した研究者を多数知ることができたのは一つの成長なのではないかと思います。分科会後には別の研究室の友人と合流し、ラーメン屋に行きました。私が食べました、ちゃんぽんの画像を貼りたいと思います。スープがとても濃厚で、これまでの人生で食べた中で一番おいしいちゃんぽんでした。
翌日からは応用物理学会が始まりました。我々の参加セッションは15.6 Ⅳ族系化合物(SiC)でした。これは、半導体/酸化膜間の解析やMOSFET作製のプロセスなど、SiCに関連する研究についての発表を行うセッションです。私と芳さんの発表は初日の午前でした。私は去年の秋季応用物理学会でも発表していたため、今年は前回に比べて緊張も少なく、比較的落ち着いた発表ができたのではないかと自負しています。その後は私の研究に関係のある、半導体/酸化膜間の解析に関する発表を中心に聴講しました。
夜には先生達に連れられ、居酒屋へ行きました。海産物を主に提供しているところで、その鮮度の高さにさすがは海辺の街だなという感想でした。地酒(かどうかははっきりとは覚えていませんが、おそらく)の日本酒も超辛口と銘打ってありましたがすごくすっきりとした口当たりで、こういうのもあるのか!と驚きました。その後は屋台で締めのラーメンをいただきました。先生方、ごちそうさまでした。
博多は高いビルや商業施設が並び、とても発展している街だという印象を受けました。しかし人が多すぎるわけでもないので過ごしやすく、とてもいい街だと思いました。こういうところにも住んでみたいですね。
学会発表は日々研究成果を生み出した上で入念な準備を行う必要がありますのでとても大変であるというのが私の意見です。しかし、このように普段できない体験もできるため、M1以下今後研究室に配属される方々にも頑張って参加していただければと思います。参加しました先生方並びに学生、私も含めましてお疲れ様でした。
筆者 唐本(M2)