7月10日金曜日に第三回UTOPが開催されました!!
会場は筑波大学東京キャンパス文京校舎でした。
UTOPとは、University of Tsukuba Forum on Power Electronics Tomorrowの略です。日本語だと、筑波大学パワーエレクトロニクス未来技術研究会です。
この研究会は、主催が筑波大学数理物質系となっていますが、実質は私たちパワーエレクトロニクス研究室が主体となって行っている研究会です。共催にNPO未来アジア技術フォーラム(TeFFA)、後援にパワーエレクトロニクス学会、協賛にTsukuba Power Electronics Constellations(TPEC)となっています。
この研究会の目的としては、パワーデバイス(議論されているのは主にSiCに関して)で、システム・回路・デバイス・材料のそれぞれの専門家が一同に会してSiCパワーエレクトロニクス技術の現状や問題点などを共有し、これからのパワーエレクトロニクス技術に関して考えるというものです。
今回のプログラムはこちらです。
今回の講演は、材料・デバイスの基礎的なお話とパワーエレクトロニクス技術を実際に活用するお話でした。筆者はデバイスに関して研究しているため、システムや結晶製造の方の視点を生で聞くことができたのは貴重な体験でした。もちろん、デバイスの講演も役にたつものばかりでした。
講演後には、意見交換会にも参加しました。今回の意見交換会には、女性は筆者を含めて二人でした。講演会は数名いらっしゃったのですが・・・
意見交換会では、頑張って企業の方々とお話をしたいと思っているのですが、大人の会話が難しいです。
何を話したらよいのか。漠然とした質問しかできず、いつも、もんもんとしています。これも、社会勉強ですね。
現在、パワーエレクトロニクス技術は世界で日本が強い分野です。しかし、近頃は各国も勢力を伸ばしてきています。日本が生き残っていくためには、このように材料・デバイス・回路・システム、それぞれの専門家が情報を共有し戦略を立てていくことが重要だと思います。その観点では、この研究会はとても重要な役割を果たしていると思います。
写真は、講演をされた只野先生と磯部先生です。
筆者:田邉(M1)