パワエレ研の磯部です。texじゃないと論文の執筆・添削をしたくない私のために,M2のO田君がsharelatexを日本語対応にしたものを研究室内に立ち上げてくれました。
sharelatexというのは一部の業界の一部の人が愛用している論文などを書くためのソフトウェア「latex」を,PCにインストールしなくてもWeb上で編集・コンパイル・仕上がりの確認・PDFへの変換を行ってくれる優れもののサービスです。latexのインストールはいまでもかなり面倒で,初心者にはかなりとっつきにくいものでしたが,これならGoogle Appsと同じような感覚でlatexの美しい組版が利用できます。しかも複数人で1つのファイルを同時に編集できるエディタになっている(相手のカーソルの位置もわかる)ため,学生が書いているのと同時に教員が修正するなど,いつも締め切りギリギリのわれら研究室にはもってこいです。
これまでの外部版sharelatexは残念ながら日本語には対応していないため(組版というのは言語によってかなり違うため,単に文字コードだけの問題ではないのです),英語の論文に限ってこれを利用していましたが,O田君が卒業間際の置き土産に日本語化したものを研究室のサーバーに立ち上げていってくれました。これで日本語の学会誌や研究会資料もlatex化できます。学生の皆さんには,時代遅れといわずぜひlatexで論文を書くようにお願いしたいところです。