11月20日~22日の期間にInternational Workshop on Dielectric Thin Films for Future Electron Devices、通称IWDTFが開催されました。

本研究室の学生からは、M2の唐本とD3の張旭芳が口頭発表者として参加しました。

この会議ではSiCに限らず、例えばhigh-k膜やGaN関連など、様々な薄膜技術に関する研究発表が行われます。

つまり、これまで自分が行ってきた発表の場とは違い、専門外の方も多くいらっしゃるということになります。

逆もまた然りで、発表の8割くらいは専門外のものを聴講することになります。もちろん英語です。

発表の時間は質疑応答込みでInvited Paperは30分、その他は20分でした。

実際のところ、専門外の内容に関してはあまり理解することができなかったのですが、特に印象に残ったのは私と同じ他大学の大学院生の方々の発表でした。

大半の方は発表・質疑応答共にきちんと答えていたように思います。

それに対して自分はといいますと、実は英語がとても苦手でして、発表自体は事前に原稿等々を先生方に相談することでしっかり作っていましたので自分なりに上手くやったと思っているのですが、質疑応答に関してはやはり上手くできませんでした。

次に英会話の機会に恵まれましたら、そのときには苦手意識を払拭し、上手くできるようになりたいと思います。

ところで、発表会場は東大寺総合文化センターでした。Image uploaded from iOS (1)

この会場は東大寺の南大門から大仏殿へ続く参道の途中にあります。

センター内には東大寺ミュージアムとホールがあって、発表はホール内で行われました。

そのようなところに会場があるため、必然的に通ることになるのが鹿だらけの参道です。

奈良のシカはそれ自体が国の天然記念物に指定されています。奈良駅についてまず私が目にした光景が、車道を悠然と歩く鹿の姿でして、唖然としたのを覚えています。

街にも鹿はいますが、東大寺の参道は密度が段違いでした。会場まで歩きながら、鹿せんべいを与える観光客を何組も見ました。

私も21日の朝に鹿せんべいを与えてみたのですが、午前はお腹が減っているらしく、持った瞬間に大勢群がって来て一瞬でなくなってしまいました。

鹿の写真はこちらです。

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角が切られていることがわかります。今年の鹿の角切は10月に行われていたそうです。一ヶ月ではほとんど生えていないことがわかります。

発表前で多少緊張していたのもあり、気ままな鹿たちを見るととても癒やされました。

また、大仏殿の方も空き時間に見てきました。

写真は東大寺盧舎那仏(とうだいじるしゃなぶつ)像、通称奈良の大仏と、金色の方は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)像です。

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由来など、あまり詳しいことはわかりませんが、とにかく大きいです。これは実際に見に行かないとわからない圧倒感だと思います。

ここも観光客の方が大勢いますので、もちろん騒がしいです。しかし同時に神聖な雰囲気を感じることもでき、なかなか不思議な空間でした。

最後に、発表終了後に会場前で撮影した写真を載せたいと思います。

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M2の学生はこれから修論執筆と発表を控えています。現M2は博士後期課程進学者はいませんので、最後の学生生活とも言うことができます。

悔いの残らないように努力していきたいと思います。

筆者:唐本(M2)