M2の田村です。
10/29~11/2の期間に、2023 IEEE ENERGY CONVERSION CONGRESS & EXPO (ECCE) がアメリカのテネシー州ナッシュビルにて開催されました。ECCEは毎年アメリカで開催され、電力変換システムに関して幅広い技術の議論がなされる国際会議です。筑波大学パワーエレクトロニクス研究室からは筆者が参加し、現地での口頭発表を行いました。

左:筆者の発表の様子 中央:Expo Hallの様子 右:Poster Session

本学会では、再生可能エネルギーや産業向け電力変換システムといったテーマを中心に、400件以上の口頭発表と、500件以上のポスター発表が行われました。その他にも、企業や大学がブースを出展するExpo hall、参加者全員が出席できるランチ、ディナーなど、海外の技術者や研究者の方々と交流する機会が数多くありました。

筆者にとっては初めての国際学会での発表でしたが、毎晩ホテルで発表原稿を唱えていたおかげで本番は落ち着いて臨むことができました。発表後の質疑応答ではパワエレ業界の第一線で活躍されている研究者の方々から貴重な意見やアドバイスをいただき、今後の研究の発展にとって有意義な時間となりました。

左:会場のMusic City Center 中央:夕食会で催された生演奏 右:観光地として有名なBroadway

開催地であるナッシュビルは「カントリーミュージックの聖地」と呼ばれており、学会のReceptionではカントリーミュージックの生演奏を聴くことができました。また、会場があるダウンタウンにはカントリーミュージック殿堂博物館や、ライブハウスが立ち並ぶBroadwayという大通りがあり、昼夜問わずあちこちで音楽が流れていました。

今回の発表に向けた準備や現地での発表、議論を通じて自身の研究に対する理解が一層深まりました。また、筆者にとっては初めての海外経験だったので、見るもの全てが新鮮で今までにない貴重な経験になりました。本発表を行うにあたって多くの指導をしてくださった磯部先生、萬年先生に感謝いたします。



筆者:田村 快士