千葉県君津市にある新日鐵住金(株)君津製鐵所および富津REセンターを教員・学生あわせて12名で見学させていただきました。製鉄業はパワエレの主要な応用先でもあります。板状の鉄を作る圧延工程では複数台の10万kWクラスの電動機を可変速制御することで厚さ制御などをして高品質な製品の生産に役立っています。それ以外にも誘導加熱や無数のモーターなどにパワエレの変換器が多数入っています。普段研究室では見ることが出来ないダイナミックなパワエレの応用先を見ることが出来て,大興奮でした。
パワエレは産業と密接に結びついた研究領域です。筑波大学パワエレ研究室では,産業の現場でのニーズや使い方を常に意識して研究を行いたいと思っており,今年度は東芝三菱電機産業システム,富士電機,豊田中央研究所およびトヨタ自動車の見学を行いました。
(敬称略)