先日、3Dプリンタが弊研究室に届きました。学生たちは目新しいマシンを目にして大はしゃぎ。ちょっとしたお祭りの如く3Dプリンタに群がっていました。

1 3

まずは出力の性能確認。サンプルのデータを刷ってみます。出来の方は・・・まずまずといったところ。パッと見ですと完璧に作れているように見えますが細部に目を向けてみると微妙に歪んでいたり、ボンドのように糸を引いているところも見受けられます。しかし用途を考慮すると概ね及第点といったところでしょう。

次にスキャン機能の性能確認。そこらんへんに転がっていたガンダムシリーズのギャン君が人柱ならぬプラモデル柱となってくれました。

蓋を閉めてスキャンをスタートさせると・・・レーザー光が照射!さらに回る台座!レーザー光線を四方八方から喰らうギャン君!「なんだこれは・・・本格的じゃないか」と我々のテンションはいよいよ最高潮に。

2

しかし出来上がったスキャンデータは・・・めちゃくちゃ。形状が複雑すぎたかな?とカールおじさんの貯金箱でトライしてみましたが、真っ黒な髭の部分だけ全くスキャンされないといった結果に。どうやらスキャンをする材質がレーザー光をちゃんと反射してくれないと駄目みたいです。光学のお勉強のおさらいをして終わる形となりました。

この3Dプリンタはインダクタのボビンなど、回路を作るうえで必要となるちょっとした補助パーツを製作するために使う予定です。

3D CADを使える人がいないため手探りで扱い方を学んでいく形になると思います。まずはM1石川くんが使用するようなので、彼に期待です。

 

著者:髙橋(M1)